イブスキと沢山の救助を行い少しずつ強くなり、一緒に救助隊をしてくれる仲間も増えて心強くもなった。
初めての買い物で泥棒をしてからは少しトラウマになったけど……。
様々なトラブルを乗り越えながらも着々と困っているみんなを助けられている。
しかし気になるのは“自然変動”と“謎の夢”。私がモンスターになってしまった事にも関係があるのかどうなのか。どちらも原因は未だ謎のまま。
「デロダック?どうかした?」
「……なんでもないよ」
そうだ、今は雷鳴の山にいて雷鳥に連れ去られた悪天狗を救助する途中だった。
「もうすぐ山頂だよ、雷鳥を倒して悪天狗を助けなきゃ」
イブスキはいつもみんなの事を一番に考えてる。どうしてそんなに――。
「ギャオオオオォォ!!」
雷と共に雷鳥が目の前に現れた。地面が揺れるほどの迫力だ。
イブスキは震えながらも前に出て立ち向かう。そうだ、私も頑張らなきゃ。
「ワタシたちは救助隊だ!」
「我が怒りを向けてやろうオマエたちになっ!!」
怖くても助けなきゃ。今の私にできるのはそれだけだっ!!
つづく。